とらいあんぐるハート2



初めに
私は2002年発売の とらいあんぐるハート1・2・3 DVD EDITION の方を
 
プレイして、そちらを元にこれを書いています。後 とらいあんぐるハート
 
シリーズ(特に3)に異常な程、思い入れがあるので、かなり 感情的
 
なっています。

総評
個人的にものすごく思い入れのある作品の 1 つで、一時は特定の個別ルートの
 
会話を丸暗記するほど何度も繰り返しプレイしていましたね。ですが客観的に
 
見れば新しく今からプレイする人には、致命的なバグ。グラフィックの古さ。
 
攻略キャラクターの多さによるルート選択の手間。一部の個別ルートの前作
 
プレイ必須。と言った欠点を多く抱えた作品でもある事は否定出来ないです。
 
それでも、女子寮で繰り広げられるやり取りは当時の私には面白く、そして
 
暖かく感じられました。後、主人公も大変気に入っています。私の中での
 
主人公のあるべき理想の姿の 1 つでもあります。………この作品の総評を
 
書いていると、またプレイしたくなってきますね。

シナリオ
各ヒロインによって内容が様々な方向に行っちゃうのが印象的でしたね。
 
一部の個別ルートでは主人公も人外に足を踏み入れたりもしてますし(笑)
 
よく言えばこの 多様性 も作品の魅力の 1 つだと思います。後は攻略対象
 
ヒロインの年齢層が結構幅広いのも特徴でした(登場ヒロインは全員 18 歳
 
以上ですよ勿論)まさか望にも一応とはいえエンディングを用意してるのは
 
流石に驚きましたね。各個別ルートでは、終始穏やかなイチャラブだけと
 
いうのは少なく、過去の苦い記憶や今現在の葛藤に未来への不安。などと
 
言った話から、スポコン物や家族愛まで幅広い内容です。個人的に印象に
 
残っているのは、やっぱりゆうひのシナリオですかね。まあぶっちゃけ
 
シナリオの内容としては、ある意味で印象的な出会いをして、魂の兄妹と
 
なり互いに惹かれ恋人になり終盤で夢か恋人かの選択を迫られると言う
 
内容で割と王道な感じなんですが、2 人の関係を魅力的に見せるために
 
上手く話を展開させていたと、当時は思いながらプレーをしていました。
 
後は知佳のシナリオも結構印象的でした。様々な要素が入り混じっている
 
内容でしたけど最終的には上手くまとめたと思います。エンディング後の
 
一枚絵とあのセリフは、短いながらも「おお」と思わず声が出ましたね。
 
攻略ヒロインが多い上に選択肢も多いんで色々と大変ですけどシナリオの
 
質は決して悪くないと今でも自信を持って言えます。

グラフィック
流石にここを擁護するのは難しいですね。約 20 年前という時間の壁には
 
勝てないです。個人的に気に入っている一枚絵は、知佳の個別ルートの
 
ラストの一枚絵とゆうひとの初めて出会った時の一枚絵ですかね。特に
 
ゆうひの方は、最初に主人公が感じた ちょっと憂いを帯びた美人
 
一枚絵で上手く表現していたと思います。………実は猫(にゃんこ)を
 
被っていただけですけどね。

音楽
オープニングの曲は、絶対下手くそとか言っちゃ駄目ですよ。これだから
 
こその良さがあるんですから。エンディング曲の方が歌のレベルとしては
 
高いと思いますが、オープニングの曲の方が印象に残っています。やはり
 
高い中毒性があるんでしょうね。BGMだと メインテーマ2 をよく
 
聴いていたので印象に残っていますね。

キャラクター
登場人物が多いんで、全てのキャラクターの感想を書くとものすごく長く
 
なるのでキャラクターを絞って書きます。まず、最初に主人公について
 
です。包容力 や 精神面 な部分の大人の部分。ここの バランス感覚 が私に
 
ドンピシャではまりました。彼の場合はそうなった理由についても本編で
 
描写していますし、違和感もほとんど無かったです。私の中でのエロゲに
 
おいての ナンバーワン 主人公をずっとキープし続けています。話が脱線
 
しそうなので、私の好きな主人公についてはランキングの方で。個人的には
 
瞳の個別ルートこそある意味での主人公の過去の清算とも言えるシナリオで
 
また更に主人公が好きになりましたね。さて、次にヒロインについてですが
 
知佳から書きましょうかね。エロゲネタで多く語られる好きな妹ヒロイン。
 
私の中での ナンバーワン妹ヒロイン は間違いなく彼女です。まぁ知佳が
 
と認められればですが。と言うかね。 もう可愛い と言う言葉が陳腐に
 
感じるぐらい素晴らしいヒロインです。まず言いたいのはセリフの間の
 
取り方が抜群に上手です。CVが個人的に好みと言う事もありますけど
 
「おにーちゃん」は破壊力抜群です。しかしそれ以上にヤバいセリフが
 
「べたべたしたいのだー♪」です。本当に私を殺しにかかってきてます。
 
シナリオの好きなエピソードは山ほどありますし、挙げていけば、きりが
 
ないので、あえてそう言った物をあげずに、彼女の魅力を書くとすれば
 
自身の幼少期の経験と自分の持っている力。本来なら激しく歪む存在に
 
なってもおかしくなかったですが、それを救った姉と言う存在。そして
 
寮のメンバー達。そんな人達の暖かさに触れたからこそ他の人に優しく
 
出来るし、同じように苦しむ人をほっとけない。 慈愛と優しさ に満ち
 
溢れた子ですよ。だからこそ他人に頼る事が苦手で自分を犠牲にしがち。
 
そんな子だからこそ主人公の 包容力 で優しく包んであげたい。そんな
 
ヒロインです。………私の語彙力が乏しいためにこれでは知佳の魅力の
 
半分も伝えられていないと思いますが、そんな素晴らしいヒロインです。
 
しかしそんな知佳よりも私はゆうひの方が好きなんですけどね。いや別に
 
知佳がイマイチとかそう言った事じゃなくて素晴らしすぎる知佳を更に
 
上回れるゆうひの方が異常なんですけどね。さて、ゆうひの何処が良い
 
かと言う事は書いても伝わりにくいかもしれませんが、精一杯書きます。
 
取りあえず最大の魅力は主人公とゆうひの 相性の良さ です。これは
 
本編をプレイしていないと分かりにくいと思いますが、「魂の兄妹」と
 
言われる程、相性が良いです。そんな 2 人だからこそ会話のやり取りや
 
掛け合いが面白く、スッと短時間で好きになれると思います。だからこそ
 
個別ルートでのシナリオの 1 つ 1 つのイベントで感情を揺さぶり、退屈
 
しないです。後はやっぱり恋人関係との違いですかね。天神音楽大学での
 
ゆうひは、男性に対してかなりクールな対応をしています。それはゆうひ
 
なりの自衛ではありますが、本来のゆうひはとってもフランクな性格です。
 
さざなみ寮に入ってすこししたらそれはすぐにわかります。でも主人公と
 
恋人関係になる自身の個別ルートでは「好きな人に甘えまくる」と言う
 
もう一段上の姿を見せてくれます。この ギャップ も私の心にズドンと
 
来ました。自身の個別ルート以外での親友と言うか仲の良い兄妹のような
 
ゆうひも良いですけど、自分の個別ルートでの主人公にべったりと甘える
 
ゆうひも最高なんですよね。それと関西弁のイントネーションが別に気に
 
ならなかった点も個人的には高評価です。本っ当に個人的な事ですけど
 
どうしても受け入れられない関西弁の使い方をされると 例え演技でも
 
イライラするんですよね(とらハ3の数少ない欠点)ゆうひは特に気に
 
ならなかったのは本当に良かったです。それから上の話と所々かぶる所も
 
ありますが 姉であり妹 であり、その年上と年下の バランス を上手く
 
組み合わせている所が、私の好みにビシッっとハマったのも良かったです。
 
多分説明しても理解されにくいと思いますが、ゆうひは見た目は美人で
 
優しい知的なお嬢様に見えますが、実際は好きな人にはだだ甘で尽くす
 
タイプだと私は個人的に思っています。つまり見た目は、年上のようで
 
実際は年下です。ゆうひには兄と妹がいるので、たまに姉のような言動を
 
見せたりもします。つまり、基本年下でたまに年上って感じですがこの
 
バランス が抜群に上手いんですよね。それだけでも凄いですが、それを
 
主人公の性格と上手に組み合わせてゆうひの魅力を何倍にもしている所が
 
凄いです。主人公とゆうひの組み合わせで言うなら 包容力 精神面
 
大人な主人公が、ゆうひを優しく包みながらもゆうひがたまに見せる
 
年上の部分に主人公も癒されたりするって感じですかね。これはこの
 
2 人だからこそ出来る関係であると同時に 2 人の性格や関係性が抜群の
 
調和を見せたからこその結果と言えるのかもしれませんがね。えーっと
 
何を書きたいのかを見失っている感じがするのでこの辺りで終わります。

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